
食と農と人が出会った、東京農大・世田谷キャンパスの2日間
2026年9月26日(土)・27日(日)の2日間、東京農業大学世田谷キャンパスにて「農大グランマルシェ2026」が開催されました。当日は、農大の卒業生や学生、地域の生産者、自治体、企業など、さまざまな立場の方々が集まり、キャンパスは朝から多くの人でにぎわいました。
農大グランマルシェは、毎月開催している「農大マルシェ」を年に一度、大きく広げたイベントです。
今年は、農産物や加工品などを販売するマルシェだけでなく、キッチンカー、地域連携PR、農大生によるライブ・パフォーマンス、農大試飲会、コミュニティFESなど、多彩な企画が同時に開催されました。
東京農業大学の公式発表でも、今年は学生団体の出店が増え「食べる」「買う」だけではなく、音楽や体験を通して東京農大の魅力を楽しめるイベントとして紹介されています。
卒業生、学生、地域が一つの場所に
会場を歩いていると、東京農大の卒業生がつくる商品、学生たちが自分たちで企画・生産したもの、全国各地から届けられた地域の特産品など、さまざまな「農大とのつながり」に出会うことができました。



農大グランマルシェの面白さは、単に商品が並んでいることではありません。
そこには・・・
◉ 自分たちが育てたものを届けたい
◉ 卒業した大学で自分たちの商品を知ってもらいたい
◉ 地域の魅力を世田谷で伝えたい
◉ 学生時代から取り組んできた活動を、多くの人に見てもらいたい
そんな、それぞれの想いがあります。
例えば、東京農業大学の園芸グリーン栽培部は、種まきから栽培、収穫、加工まで学生自身が手掛けたポップコーンを販売。また、農大卒業生が立ち上げたブルワリーなど、全国各地から農大にゆかりのある出店者も参加しました。
「東京農大」という共通点を持ちながら、それぞれ違う場所で活動している人たちが、この2日間だけ同じキャンパスに集まる。それも、農大グランマルシェならではの光景でした。
全国の「地域」と東京農大
今年は、東京農業大学と連携協定を結ぶ地域からも多くの出展がありました。

愛媛県西条市、香川県土庄町、静岡県富士市、新潟市秋葉区、福島県鮫川村、富士のお茶振興推進協議会、北海道根室振興局など、全国各地の地域が世田谷キャンパスに集まりました。
農業や食品という共通項を入口に、東京と地方、学生と社会人、生産者と消費者が直接つながる。こうした「人と地域の交流」が生まれることも、農大グランマルシェの大きな意味の一つだと感じます。
会場を盛り上げた農大生たち
今年は、農大生によるライブ・パフォーマンスも行われました。

音楽、ダンス、大道芸など、日頃それぞれの活動に取り組む学生たちがステージに立ち、会場を盛り上げました。
普段は教室やサークル活動の中で過ごしている学生たちが、この日は来場者の前に立ち、自分たちの活動を届ける側になる。マルシェの商品だけではなく、学生たち自身もまた「農大の魅力」の一つです。
出店者の皆さまからいただいた声
今回の農大グランマルシェについて、出店者の皆さまからたくさんの感想をいただきました。実際に会場でお客様と接し、2日間を過ごした出店者だからこそ分かることがあります。
ここでは、いただいた感想をご紹介します。
【出店者の感想①】
当日は曇りや小雨というあいにくのお天気ではありましたが、多くのお客様に足を運んでいただき、本当に嬉しく思っております。現地のサポートスタッフの皆様におかれましては、限られた人数ながらも細やかなご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。 またイベント中、途中で農大卒業生の店だと気がついてくれた学生の方が、わざわざ話しかけに来てくれたことがとても嬉しく、印象に残っています。こうした温かい交流こそが本イベントの魅力だと感じましたので、現役学生の皆様が参加されているブースも含め、より来場者や周囲にアピールできる仕組みがあるとさらに素敵だと感じました。今回の素晴らしいご縁に感謝するとともに、農大マルシェが今後さらに魅力的なイベントとして発展していくことを心より応援しております。
【出店者の感想②】
天候は少し残念でしたが、物販に加えて飲食のキッチンカー、学生団体の出店など、ブースが充実していたので、ご来場くださったお客様にも十分に楽しんでいただけたのではないかと思います。学生団体さんにとっては、収穫祭に向けた宣伝と接客の練習を兼ねた、プレイベントのような意味もあったのではないでしょうか。私たちのブースの両側が学生さんだったこともあり、先輩が後輩に接客や商品の説明の仕方を教えている様子を見ることができました。その姿を見て、自分たちが収穫祭に出店していた当時のことを思い出しました。また、日本酒試飲会や農大一高の文化祭も同日に開催されており、相乗効果によって、ご来場されるお客様の増加にもつながったのではないかと思います。実店舗を持たない私たちにとって、定期的に出店できる場があることは、とてもありがたいことです。卒業生として、このような場をいただけることに、いつも感謝しています。これからもしっかりとお茶づくりに取り組みながら、細く長く農大マルシェに出店していきたいと思っています。
【出店者の感想③】
農大グランマルシェには、日曜日のみ参加させていただきました。今年は、お店や学生団体、キッチンカーの出店も増え、昨年よりもさらに盛り上がった印象でした。個人的には、毎月の農大マルシェも含め、第4土曜日ではない日程での開催でも、いつも来てくださる常連のお客様が足を運んでくださることを、とても嬉しく思っています。これからも、農大マルシェを通じてお客様とのつながりを大切にしながら、出店を続けていきたいと思います。
【出店者の感想④】
キッチンカーを始めて、まだ1年半ほど。拙い経験ではありますが、これほど「ほんわか」とした雰囲気があり、これほど多くの来場者が集まる現場は、そう多くないと感じています。これこそが、「農大」の強みなのだと、今回改めて実感しました。「農と食」への関心はあっても、都会で暮らしていると、どうしても少し遠い存在になってしまう。そんな距離を、ここ世田谷で少し埋めることができる。そして、「やっぱり農と食っていいな」と感じてもらえる。農大グランマルシェは、そんな機会をつくっているのだと思います。正門を入ってすぐのところにある田んぼも、多くの来場者の方が写真に収めていたのではないでしょうか。「稲花小学校」の人気も、まさにそうした「農大らしさ」の魅力を裏付けているように感じています。
【出店者の感想⑤】
初出店だったのですが、まず驚いたのは、想像以上に多くのお客様が来場されていたことです。学生時代から収穫祭には多くの一般のお客様がいらっしゃることを知っていましたが、今回のグランマルシェも大きな賑わいとなっており、改めて食や農への関心の高さを感じました。意外にも印象に残ったのが、出店者同士の交流です。向かいの出店者の方が商品を気に入ってくださり、その後、お客様に「これは本当においしいですよ!炭火とガス直火焙煎なんですから!」と、まるでスタッフのように勧めてくださったのです。「この方、うちの会社の人ではないんです(笑)」とお伝えすると、「じゃあ誰なんですか!?」と、その場が大盛り上がり。そんな出店者同士の距離の近さも、農大グランマルシェならではの楽しさだと感じました。また、隣が学生さんのサークル出店だったこともあり、学科や学生生活、社会に出てからの仕事の話など、自然に交流することができました。学生とOB・OGが同じ場所で交流できることも、大きな魅力だと思います。会場には日本酒の試飲やビールを楽しむ方の姿もあり、「食と農」をテーマにしながら、どこか文化祭のような親しみやすさがありました。出店者も学生もお客様もみんなが食と農を楽しんでいる。そんな雰囲気は、農大グランマルシェならではだと思います。ホントに面白いマルシェだと思います。
それぞれの感想からも、農大グランマルシェが単なる販売イベントではなく、出店者と来場者、出店者同士、そして農大と地域をつなぐ場になっていることが伝わってきます。
来場してくださった皆さまへ
2日間、会場に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
・商品を購入してくださった方
・学生たちのステージを見てくださった方
・出店者と会話をしてくださった方
・遠方からわざわざ足を運んでくださった方
そして、農大グランマルシェを楽しみにしてくださっていた地域の皆さま。皆さま一人ひとりの参加が、この2日間の雰囲気をつくってくださいました。
出店者・関係者の皆さまへ
そして、今回の農大グランマルシェを一緒につくってくださった出店者、学生、地域の皆さま、関係者の皆さまにも、改めて心より御礼申し上げます。
イベントは、主催者だけでは完成しません。出店してくださる方がいて、商品をつくる方がいて、ステージに立つ学生がいて、地域から参加してくださる方がいて、そして会場に足を運んでくださる方がいる。
その一つひとつが重なって、今回の2日間ができあがりました。
これからの農大マルシェへ
農大グランマルシェ2026は終了しましたが、農大マルシェはこれからも続いていきます。
「買う」だけではなく・・・
知る。
話す。
食べる。
つながる。
そして、また誰かに会いに来る。
そんな場所として、農大マルシェが少しずつ育っていけばと思っています。今回のグランマルシェで生まれた出会いやつながりが、また次の活動や商品、地域との取り組みにつながっていくことを願っています。
農大グランマルシェ2026に関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。また東京農大で、お会いしましょう。
農大マルシェ実行委員会









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